リハビリテーション科について
①獣医師との連携
・初回のリハビリテーション開始前の診察 (診断・治療方針・目標設定) ・2回目以降のリハビリテーション前に行う獣医師による体調チェック
リハビリテーションの対象
整形外科疾患
骨折、膝関節疾患(膝蓋骨脱臼、前十字靭帯断裂)、股関節疾患(股関節脱臼、股関節形成不全、大腿骨頭切除後)、肩関節・肘関節不安定症、関節炎、変形性関節症など
神経疾患(脳・脊髄疾患)
椎間板ヘルニア、変性性脊髄症、脊髄梗塞、脳梗塞、末梢神経障害など
シニアケア
疼痛緩和、筋力低下予防、関節拘縮予防、飼い主様の介護負担軽減など
その他
健康チェック、肥満、アジリティドッグのケアなど
②理学療法士による評価
動物の状態を総合的に評価するために、姿勢や動作を観察し、全身の関節や筋肉に触れ、関節の可動域や筋肉の大きさを測定し、必要に応じて歩行の解析を行います。
歩行解析
当院に導入されている歩行解析機では、センサー内蔵マットの上を歩くだけで各足にかかる体重や歩幅等、歩行に関する多くのデータを数値として知ることができます。
対象
・治療の効果確認(手術前後・リハビリテーション前後)
・予防(健康チェック) ・歩行疾患の早期診断
実際のデータ
③リハビリテーションプログラム
評価結果に基づき個々の状態に合わせた、最適なリハビリテーションを実施しています。
徒手療法
マッサージやストレッチなど
運動療法
キャバレッティ、バランスボールなど
物理療法
寒冷療法、温熱療法、低出力レーザーなど
水治療法
水中トレッドミル、水泳
補装具
義肢装具、車椅子、コルセットなど
ホームプログラム
ご自宅で行っていただくリハビリテーションの指導水治療法 / 水中トレッドミル
対象
- 前十字靭帯断裂
- 変形性関節症
- 股関節形成不全
- 脊椎-脊髄疾患(椎間板疾患など)
- 骨折などの外傷 (術後安定しているもの)
- 肥満
水中で運動するメリット
・関節や筋肉への負担を少なくしながら運動を行うことができます。
・姿勢を安定させて運動を行うことができます。
・陸上よりもたくさんの筋肉を働かせることができます。
多種多様な補装具
当院は日本で唯一の米国 OrthoPets 社のインターナショナルパートナークリニックです。義肢装具に関する詳細はこちらをご参照ください。 また、東洋装具医療器具製作所のコルセットや装具、adoworksをはじめとする車椅子工房の車椅子をお取り扱いしています。
膝用装具
体幹コルセット
4輪車椅子
④設備紹介
目次
- 0:00 リハビリのきっかけと診察
- 2:51 ギンジロウ君のケース
- 5:14 なぜ動物専門のリハビリを始めたか?
- 6:24 アニマルクリニックこばやしを選んだ理由
- 7:38 この仕事をしていて一番うれしいことは