アニマルクリニックこばやしは、動物たちの歩行機能の回復をサポートし、再び元気に走り回れる生活を送れるよう、全力でサポートいたします。
アニマルクリニックこばやしの「歩行疾患」治療について
歩行疾患とは
動物が歩く際に生じる症状、例えば足が動かない、足を挙げる、足を動かすと痛みがあるなどの症状を示す状態を、アニマルクリニックこばやしでは「歩行疾患」と呼び、その原因となっている病気の診断から治療までを一貫して行なっております。 アニマルクリニックこばやしは、動物の整形外科医療の経験に加えてリハビリテーションと連携することで歩行に対してより総合的なサポートを行っています。
歩行に関する病気
動物の足は骨と関節の基本構造に加えて、関節を動かす筋肉・神経・腱、靭帯・パット・爪、さらに組織を支える血管などから構成され、それぞれの機能が有機的に働いてリズミカルな動きとなります。この仕組みに異常が発生すると歩行に支障をきたすようになります。 そのため「歩行疾患」には、関節炎・靭帯損傷・骨折・打撲・神経疾患など様々な原因が含まれます。 骨に関係する代表的な疾患は骨折、関節に関係する代表例は関節炎、脱臼、靭帯損傷等があります(整形外科)。 神経疾患としては後肢麻痺を引き起こす椎間板ヘルニアなどがあります。その他に、事故や腫瘍などが原因になることもあります。
診療の流れ
1.問診と診察(身体検査含む)
飼い主様のご心配の点を伺います。
動物を観察し、触って、動かして異常や疾患の位置・患者の状態を探ります(一般身体検査、整形外科学的身体検査)。
2.検査から診断
問診と診察の結果から今起こっている問題を正確に知るための検査(レントゲン・CT・エコー・MRI・血液検査・歩行解析機など)を行い、その結果を総合的に判断して診断がつけられます。
3.治療
検査の結果を飼い主様にお伝えし、治療に関係する良い点、問題となる点を十分にご理解いただいた上で、同意をいただいて治療に入ります。手術が必要となった場合、術前から術中、術後も十分な疼痛管理を行って、痛みのない手術とその管理を行います。
4.リハビリテーション
術前・術中・術後を通して総合的なリハビリテーションが行われると、より早期の回復につながります。
当院は、日本では数少ない人工関節手術施設・動物のリハビリテーション・義肢装具を用いての機能補完が院内で完結できる施設です。さらに再生医療学的な取り組みも含めて、1日でも早い回復、元の生活に近付ける生活のサポートを総合的に行っていきます。
<クッキーちゃん>左前十字靭帯断裂の症例
・左前十字靭帯完全断裂を呈しましたが、年齢を考慮して装具療法が選択されました。装具にもすっかり慣れ、念願のボール遊びをすることができるようになりました。