心臓の治療
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記入者:受付事務
こんにちは。
獣医師の中島です。
当院で心臓外科を開始してから3年ほどになりました。
開心術という特殊な手術ではありますが、近年ではめずらしくなくなってきたのかもしれません。
手術をうけた方も増えてきて、術後元気になった様子を見ることができて本当にうれしいです。
以前は治療に限界があった病気が治せるようになるというのは本当に獣医学の進歩だと思います。
北関東でやっとこのような高度医療ができるようになりましたが、残念ながらまだまだ認知度が低いようで、
治せることを知らなかった、という声も時に聞かれます。
知らないうちに治療の機会が失われてしまうのは本当に残念です。
心臓病と一口にいわれても、心臓の病気もいろいろあります。
そもそも部屋は4つありますし(哺乳類は左右心房と心室)、弁膜もそれぞれあります。
心臓のどこがどう悪くてどうやったら治せるのか、どのお薬を選択するのか、様々なんですね。
心臓病といわれると治らないからとあきらめてしまう飼い主様も多いかと思いますが、心臓病だからこそ、しっかり検査をして、
どこがどうわるいのか、治せる可能性があるのかどうか、何を目的にお薬を使うのか、はっきりさせる必要があると思います。
一度も詳しく検査をしたこともないけれども心臓が悪いからといわれてあきらめていませんか?
なんでも手術をというわけではありません。ただ病気によって様々な選択肢があるということを知っていただければと思います。
心臓病以外でもまだまだ治療が困難であったり、未知の領域の病気もたくさんありますので、我々も日々戦っていきたいと思います。
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