人のリハビリと動物のリハビリ
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記入者:獣医師/理学療法士
こんにちは。
理学く療法士の森です。
今日は人に対してのリハビリと、動物に対してのリハビリを行うことを経験させていただいて
感じたことを書かせていただきたいと思います。
私はもともと地元九州の整形外科病院に勤務しており、入院患者様のリハビリを担当させていただいていました。
人のリハビリについてはこれまで多くの研究がなされており、それぞれの疾患や術式に対してどのような過程でリハビリを行うか、
科学的な根拠に基づいて行われています。患者様と直接コミュニケーションが取れるので、どれぐらい動かすとどこがどのように痛い、
など細かく症状を聴きながら状態を把握するために評価を行い、目標を設定し、その目標に対してリハビリを行っていきます。
目標設定も、患者様やご家族の方とご相談させていただきながら決めていきます。
リハビリの内容によっては、運動方法と目的をご説明し、お一人で行っていただくこともありました。
動物のリハビリにおいて、人のリハビリとの大きな違いは、動物と言葉でのコミュニケーションが取れないことと、
動物だけでは運動はできないことです。
動作の中や、与えた刺激に対する反応を見て状態を把握しなければなりませんし、運動を行う場合は私たちリハビリスタッフか、
飼い主様と一緒に行う必要があります。状態を細かく評価し、目標を設定し、リハビリを行っていく流れは人と同じですが、
目標は飼い主様とご相談させていただき決めていきます。ご自宅でリハビリを行っていただく際には、飼い主様に介入していただくことで
初めてリハビリを行うことができます。
この二つの点において、どうすればできるだけ正確に状態を把握でき、どのように工夫すればできるだけ飼い主様のご負担が少なく
ご自宅でもリハビリが行っていただけるかを考えることが、日々関わらせていただく中でとても難しく感じていることです。
リハビリ前後での変化を見て全然違いますね!と言っていただけることや、リハビリから帰ってから調子が良いです!と言っていただける
ことがとても嬉しく、毎日の励みになっています。
皆様の大切なわんちゃん猫ちゃんのために、リハビリスタッフとして私たちが少しでもお役に立てるようにこれからも日々精進してまいり
ますので、これからもよろしくお願いします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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